独りの戯言


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カテゴリ:戦争( 15 )

戦争の実相

3月末から、兵隊(戦争)を主人公とした二つの番組が始まった。ナショナル・ジオシティの「チェーン・オブ・コマンド」、もう一つはFOX_HDの「ブレイブ・エリート」。同じような画面が出ても前者はドキュメンタリー、後者は娯楽番組だ。欧米のテレビでは、戦争、犯罪、陰謀、スパイ、というキーワードで番組が作られている(日本のテレビ局が好んで買い入れているのかも知れない)。そして戦争物では「特殊部隊」という言葉が合い言葉だ。普通の「海兵隊」とか「陸軍」、「海軍」が舞台になることは少ない。特殊部隊と普通の陸軍、警察のスワットなど、どれが一番強いのか分からない。娯楽番組は気楽に見られる。主人公は滅多に死なないし、事件は解決する。

衝撃を受けたのは、チェーン・オブ・コマンドの中で(これも特殊部隊なのだが)、気楽にしゃべったり、ふざけたり、宿舎で食事当番をしていた軍曹が、(彼等は戦闘員ではなく、現地の軍隊を指導する「軍事顧問」のような立場だった)数分後には戦死して、写真の人になってしまうことだ。ニコニコとインタービューを受けていた時に、宿舎が迫撃砲かロケット弾の攻撃を受け、急いで掩蔽壕に逃げ込む場面もあった。戦争の現場は意外とさばさばしている。一方ドラマの戦争は、個人の感情や意志が表に出てくる。実戦の兵士は明るい。本国での式典では、ピカピカに磨かれた軍靴に小銃が刺されその上にヘルメットが乗る。認識票がそこに掛けられる。13人のグループの氏名が次々に呼ばれて、返事がある。最後の4人は当然返事がない。二度ずつ呼ばれる名前が亡くなった人を象徴している。

アメリカは今でも20代から30代の若者がこうして命を落としている。誰だって死にたくはない。「何のためにこんな事をしている」という問いが、兵士からもナレーションにも入る。家族を国を守るというのが画面に出てくる答えだ。

方や彼等の仲間が遠い沖合やドローンから打ち込むミサイルで、何百人もの人が命を落とす。そちらは番組には出てこない。ひどい話だ。他人の国に行って、軍隊の訓練をして、「これはお国のために正しいことだ」と信じて疑わない。違う目で見れば、他国で紛争を広げているとも言える。ただひとつの救いは、「戦争をすれば戦死するものがでる。するとこうなる」。という部分を隠さないで放送する自由があるということだけだ。

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by zoofox | 2018-05-08 20:34 | 戦争 | Comments(0)

子供返り

米英仏がシリア施設をミサイル攻撃したとき、日本のマスコミの反応は少し鈍かった。第一報が入って、沈黙の時間があり、映像が入ってきた。その前には幼児達を介抱したり治療する映像が何回も報道された。

(何か人間って進歩しないな)、とふと感じてしまう。トランプ、(安倍)、習近平、プーチン・・・・今の世界の指導者は、「幼児のような」反応をする。非常に分かりやすい。分かりやすいだけに恐い。只プーチンの怖さが出てくるのは多分これからだろう。

国内問題は、もう夫人を含めて「証人喚問」をするか、衆議院の解散総選挙しかないと思っている。それでも、自民党が多数を占めると思う。ただトップは代わらざるを得ないだろう。期待はそこだけだ。

偉そうに聞こえるかも知れないが、世界の問題はずっと「植民地支配体制」の影響を引きずっている。安保理事会の中で「拒否権」などという古色蒼然とした方法がまかり通っている。第二次大戦の戦勝国達が造った「国際連合」が、それこそ「グローバル社会」には合わなくなっている。この「戦勝国仲良しクラブ」が、何時の間にか軍事力を持つ「制裁クラブ」に変質している。日本はいくら金を積んでも最終的には仲間に入れて貰えない。この国際的な話し合いの場を、もう一度造り直せれば、まだ希望はある。経済はグローバルで政治はブロックという二重路線は、もう通らないよ、トランプさんとその仲間達。

色々な評論がされるが、「国連が駄目」という発言はあまり聞かない。だれか知識人が声を上げて欲しい。私が間違っているなら致し方ないが。

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by zoofox | 2018-04-16 09:32 | 戦争 | Comments(0)

加工貿易の国

小学生の頃から社会科で、「資源の少ない日本は加工貿易の国である」と教えられてきた。子供の頃の教えは頭に染みつく。原材料を輸入して、付加価値を付けて、材料代以上の金額で輸出する。その差額が日本の儲けになる。そのための「技術」が日本の宝なのだと教えられ、働いている人達を私は尊敬していた。しかし、大人になると色々な知恵が付く。お金自身や債券にも値段が着いていて、ものばかりではなく目に見えない「もの」も貿易の際は大きな働きをする。「物造り」はそんな動きに翻弄され、額に汗しない人々が巨万の富を得ている。最近は日本の国土・風習を輸出する観光が金を稼いでいる。小学校で習った加工貿易は、大きな貨物船のイメージだった。今は何だか複雑で解らない。

ある国がある。自然が厳しく国民は少ない。大国から核技術を只で輸入した。原子力発電の代わりに、核兵器を作って色々な国に輸出した。(そうだこれは商売になる)、どこかで気が付いた。核兵器を持っているぞ、という「威し」が資源になる。(日本は、核の恐ろしさを知っている。核は兵器になるが最終的には自分たちを滅ぼすものだ。知っていながら時間が経つと恐ろしさを忘れる。原発事故は天の戒めだったかも知れない)。この国は「核兵器」が使えない兵器だということにまだ気が付いていない。この時代錯誤な考えに同調したり、応じてしまう国がある。そして周囲に不安を振り撒く。

これは加工貿易の最終形じゃないのかな。何もない所から、威しを武器に援助や支援を引き出そうとする。最後はパトロンに泣きつく。こんなに外交の上手い国を見たことがない。日本もいい加減トランプにコケにされてそろそろ気が付くべき頃だ。

話は変わるが今回のトランプのご乱心に、中国は所有している一兆数千億というドル債券を売り出せば、アメリカ経済は滅茶苦茶になると思っていたが、それだけではないらしい。返す刀で自分の国にも大きな被害が出る。こんな風に今や世界は「国境」では分けられない関係にがんじがらめになっているらしい。中国のIT産業を育てたのはアメリカなのだから。

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by zoofox | 2018-03-29 12:53 | 戦争 | Comments(0)

核の傘

今日はさすがに新聞の紙面はオリンピック一色ではない。

国連の作業部会で「核禁止条約報告書」が出され、賛成反対の討論が続いている。オーストラリア、英、仏、日本などは「反対組」だ。先のオバマの「核先制攻撃禁止」にも、国内外から反対が多い。頭の中で考えている「核の傘」が本当に核戦争の抑止力になっているのだろうか。アメリカは、朝鮮戦争、中台紛争、ベトナムや幾つかの場面で、本当に核兵器を使う手段を採ろうとしたらしい。どうも8月は日本人が真剣にこのことを考える時期だったようだ。核を使えば核が戻ってくる。日本の悲惨な現状をつぶさに調べたのは、アメリカではなかったのか。本当の抑止力は、「こんな兵器を使ってはいけない」と考える人間の心の中にある。それでも核に拘る。これ原発必要論と似たような構造だ。なければないで何とかなる。ともあれ、日本は何時までも核兵器に敏感に、「どんな場面でも使用反対、所持反対」を貫くべきだ。

沖縄の嘉手納基地の補修に、一兆円近い金が使われるという。関連予算を加えれば一兆円を超えるだろう。「日米地位協定」はボディーブローのように、毎年日本の金を奪っていく。これが傘の雨宿り代なのかな。

感情的になると、「日本もさっさと核兵器を持てばいい、信頼度抜群の新型K2ロケットがあるのだから・・・」、トランプの投げた、単純な言葉が重い。バイデンが言うように、日本はあっという間に、実験なしにいきなり完成品を作れるはずだ。でも、それをやらないのが、日本の強みであり、世界から寄せられる信頼だ。近頃、この信頼が崩れている。昨年からの動きに、西欧各国は、「日本はまた軍備を持つの、戦争する国になるの?」と本気で思っているらしい。日本が核兵器を持ってアメリカの核の傘から外れれば、一番困るのは、中国やロシアではなくアメリカの筈だ。基地を失い、大きな金蔓を失う。バイデンは「日本に核を持たせないように、アメリカが憲法を作った」と、トランプの無知を笑ったが、嘲笑なのか危惧なのか、世界中が日本の再軍備とその後の行動を注視し警戒している。

日本は陰りが出ているとは言え、世界で三位、四位の超大国であることに変わりはない。そんな日本を、「敗戦国のくせに」と、冷たい覚めた目で見ている国も沢山ある。平和条約を結んでも、色々な国と安保条約を結んでも、日本には出来ることと出来ないことがある。「戦争や戦争への協力は、日本には出来ないことだからしない」、と何度でもはっきり言い続ければいいのに。抑止力を考えるのはその次の問題だ。首相が大好きなグローバル経済時代では、網の目のように入り組んだ資本と人の関係は、核など使えない大きな抑止力になる。

ひとつの新聞記事から、連想が膨らむと悪い方へ悪い方へと考えてしまう。私の中で右と左がせめぎ合っている。




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by zoofox | 2016-08-20 09:04 | 戦争 | Comments(0)

アレッポの子供の写真

私達がオリンピックの金メダルに浮かれている時、シリア・アレッポの空爆で怪我をし、頭の傷から血を流す5才の子供の写真が、インターネットに流れている。動画もあり写真もある。こんな一枚の写真が、「戦争は嫌だ」という気持をストレートに雄弁に物語っている。写真は写真に写った以外のことは語らない。「戦争は嫌だ」は私達の心の中にある言葉だ。

敗戦の日を挟んで、先の戦争の色々な写真が、色々なところに出た。気負って映っている若い軍服の男達は、その後どこに消えたのか。沖縄や大都市の空爆や原爆で、黒こげになった私達の先輩達はみんなどこにいるのか。1枚の写真が、政治家の1時間、2時間の演説より、私達の心に染みこんでくる。平和だと思っている私達の暮らしも、一歩間違えばどうなるか分からない可能性を孕んでいる。明日、私があの黒こげの人にならないと確信を持って言えるだろうか。

そんなネットに流れる情報を封鎖している国がある。分かっている情報をマスコミが書けない国もある。人間は何か「象徴」がないと、すぐ忘れてしまう。

「お前もフセインや、ビン・ラディンやカダフィのようになりたいのか」、と脅されていなければいいのだが。・・・誰がって、もちろんあの人ですが。

ちょっと、心が悲しい。悲観的過ぎるかな。

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by zoofox | 2016-08-20 05:30 | 戦争 | Comments(0)

核兵器の先制不使用

オバマが最後に仕事の仕上げとして、「核兵器の先制不使用」を宣言しようとしている。これに対して日本を始め反対の声が多い。今、この宣言をしているのは、何と「中国」だけだ。中国に出来ることをアメリカがしようとするのに、何故、唯一の被爆国の日本が懸念を表明するのか。真っ先にアメリカに、「これだけ日本人を苦しめておいて、核兵器なんぞ止めてしまえ!」、と言えないのだろうか。今の日本の国防力では、核の先制攻撃をされたら、防ぎようがない。誰も先制攻撃をしなければ、核戦争は起こらない道理だ。まして核を持たない日本が反対することではない。何を考えているのだろう。北朝鮮やロシアがそんなに怖いのだろうか。核の脅威を言う前に、することが沢山あるだろう。と思ってしまう。アメリカが先制攻撃すれば、確実に日本は報復のターゲットになる。こんな簡単なことが判断できないとは情けない。
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by zoofox | 2016-08-17 08:41 | 戦争 | Comments(0)

戦争を語り継ぐこと

大阪で仕事をしていた時、休日に丹波から本州を横断して、天の橋立により、舞鶴を回って一日車で旅行したことがある。

舞鶴は父が兵隊として訓練を受けた土地であり、叔父が中国から帰還した港である。
叔父の息子は、シベリアから中国へ、父親の抑留の跡地を回ったことから、「旅行」を仕事にするようになった。
私も、父の話に度々出てくる「舞鶴の海と干潟」を一度見ておきたかった。時間があれば記念館やそれなりの史跡はあるのだが、私の印象はだだっ広いコンクリートの港湾だった。

今日の新聞は、日頃の埋め合わせか申し開きのように、「戦争を語り継ぐこと」、の大切さを、幾つもの記事にしている。そんなことは分かっているんだし、ニュースのネタを持っているんだったら、小さな連載でもいいから、「敗戦の日特集」ではなく、戦争が実感のない物として通り行く世代に向けて、伝え続けて欲しい。何故、天皇の言葉と総理大臣の言葉に相違があるのか。何故、中国や韓国、台湾は日本の閣僚の靖国神社参拝に神経をとがらすのか。連合軍の占領とは何だったのか、今にどんな影響があるのか。新聞記事に歴史の総括までは求めない。経験者が生きているうちに、その声と意見を汲み上げて報道して欲しい。内容を繋ぎ合わせ、自分なりの日本の戦争と、今後の行き方を考えるのは読者の仕事だ。


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by zoofox | 2016-08-16 09:46 | 戦争 | Comments(0)

父の話

私の父は養子である。どんな縁でかは知らないが、大店に13才の時から奉公してそのまま店を継いだ。相撲が強く、地元の柔道場にも通って三段を取った。柔道を続けて柔道場と接骨院を開業するか店を継ぐか、そんな話で養父母との間に葛藤があったらしい。戦争は広がり、父は兵隊検査で僅かに身長が足りないため、「乙種合格」になった。その後ずっと家業に励み仕事は順調だったが、昭和19年に「赤紙」がきて海軍に招集された。この赤紙はぺらぺらの薄い桃色の紙で、子供の頃に大切に仏壇の引き出しに仕舞ってあったのを、見た記憶がある。柔道の昇段の後、真剣を持った相手との「型」の記念写真と、木造の兵舎の前で同期の兵隊達と並んで撮った記念写真がある。昭和20年の始めからずっと新兵訓練が続いて、雪の中の駆け足やハンモックで寝たことなど、子供を寝かしつける前の話として、何度も聞いた。戦況は日本に不利で、本来なら招集されない年配の父も兵隊にされたらしい。

何組もの先に訓練を終えた兵隊達の出発を見送ったそうだ。あと何ヶ月か戦争が続いていれば、父はいなかったかも知れない。当然私もこの世にいない。
父は楽天的で喧嘩も強かったから、軍隊生活は余り苦にならなかったらしい。楽しそうに思い出話として話していた。でも、本当のところは分からない。

しかし、30才を超えての招集は楽ではなかっただろうな。父の実弟はニューギニアで亡くなったと聞かされている。実家の仏壇の写真で会うだけの叔父さんだ。正月と夏は、朝早く靖国神社へお参りに行った。椅子の並んだ売店で、コップ酒を飲むのが晩年の父の楽しみだった。晩年と言っても、今の私とほとんど同じ年だ。戦争を超えるということは、大変なことだったんだな。父さん懐かしいよ。

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by zoofox | 2016-08-16 08:53 | 戦争 | Comments(0)

敗戦の日

オリンピック、ゴルフ、高校野球、「勝負」の一つ一つに私達は熱狂し、喜び、時には落胆する。人間はこんなに争うことが好きな「種」なのだろうか。輸出に発明に様々な開発競争、一時も休むことなく、競い合いは続いていく。金持ちを妬み貧乏人を馬鹿にする。これは人間の本性なのだろうか。

「敗戦」を「終戦」と言い替え、「占領軍・進駐軍」を「駐留軍」と言い換える。言葉は違っても事実は変わらない。私達第一戦後世代が、親から聞いたことを語り継がないと、何時の間にか戦争は美化され、悲惨な体験が甘美な感傷的な思い出に変わる。外国から「歴史認識」と言われるとカチンと来る。その外国から見た歴史と、私達の親たちが経験してきた歴史は違う。私達日本人は、過去を忘れるのが上手い。忘れていい過去と、忘れてはいけない過去がある。

自分たちの歴史は自分たちでしっかりと見つめ、色眼鏡や色鉛筆で修正してはいけない。戦争に突き進んだのか、戦争に追い込まれたのか、日本人が先の戦争とその後を検証して、しっかりとした「歴史認識」を、国民の総意として持てば、いたずらな挑発や、都合の良い扇動に惑わされることはなくなる。政治は都合のい部分をつまみ食いして、過大に喧伝する。

今日は敗戦の日だ。日本が降伏した日だ。正式な調印は後になるが、内外に「無条件降伏します」、と天皇が宣言した日だ。この時まではトップが降伏すると言えば、国民は従った。今の戦争は開戦の終戦も何時の間にか行われる。二度と私達の子や孫やその子供が、戦争を起こしたり、巻き込まれないために、私達は残り少ない命を何に使うか、今日はじっくり考えてみる日にしたい。

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by zoofox | 2016-08-15 08:27 | 戦争 | Comments(0)

ベルギー

ロンドン、パリの次はブリュッセルである。ISがテロの犯行声明を出したという。トルコ政府は「警告をして置いたのに」と、引き渡された犯人の扱いについて声明を出している。個人的には、「ヨーロッパでのテロ」というとミュンヘン五輪のテロを思い出す。欧州ではテロに敏感である。

この時期、地下鉄のサリン事件が起きたとき、世界中が「日本で起きたテロ」として報道した。浅間山荘事件もそうだが、この地下鉄サリン事件も「普通の犯罪」だと思っていた。当時の私の認識はそんなものだった。今は違う。浅間山荘の立てこもりも、地下鉄サリン事件も立派なテロである。ある思想や人を第一の優先として、その思想や人の言うことに反対する人を「殺してもいい」、と考える団体があれば、暴力的な活動をしていようといまいと、テロに当たるだろう。難しいのは実質的な犯罪を犯す前に、どう防ぐかだ。

爆弾を身体に捲いたイスラム教徒だけが、テロの主人公ではない。思想や暴力や宣伝で意見の違う人達を無差別に圧殺し攻撃する。あるいは一定方向に誘導しようとする。それも一種のテロだろう。そんなことを考え出すと、「日本はテロに無縁な国だ」などとはとても考えられない。今日本では伊勢志摩サミットを対象に、テロ対策の訓練をしているが、本当のテロの下地は、自由な意見を言えない国には何時でも存在する。

反対にベルギーが何故テロのターゲットになったか、今ひとつはっきりしない。ヨーロッパの共同体の手薄なところが狙われた、と考えるべきなのだろうか。人助けのつもりで難民を受け入れるとその中にテロを行う人がいた、ということなのだろうか。何がテロで何がテロでないのか、素朴な疑問である。

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by zoofox | 2016-03-24 21:42 | 戦争 | Comments(0)