独りの戯言


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カテゴリ:政治( 392 )

人を呪わば・・・

どうも最近気分が晴れないな、と思うことがずっとあった。国内ではアベノミクス、海外ではアメリカの横暴に始まって、韓国の執拗さ、中国の図々しさ、ロシアまでデモ隊を使って領土は返すなと言わせる。なるべく政治に対しての発言は避けてきた。何も得ることがなくてストレスばかり残るからだ。「人を呪わば穴二つ」と言うように、恨んだり呪ったりすると同じような災いがやってくる。「目くそ鼻くそ」と同じで、日本人はそんなことに関わらず、超然と構えているべきだと思っていた。

長らく見なかった「大相撲」を昨日ちょっと見た。白鵬が休場再出場の御嶽海になすすべもなく負けた。(そうか)と気が付いた。再三注意されても、エルボーやジャブを止めなかったのは、白鵬は「頭で当たられると弱い」からだった。頭突き一発で完全に戦意を失っていた。事象には必ず「原因と結果」がある。

ささやかれていた、厚生労働省の「統計疑惑」がだんだんはっきりしてきた。随分長い間「統計の恣意的な偽装」が行われてきたという。私の「雇用保険」も偽装の影響を受けていたらしい。韓国や中国を云々する場合ではない、大見得を切ってきた「アベノミクスの成果」が根こそぎ「偽装」と「印象操作」だったとは。史上の記録に迫る好景気も実感がない訳だ。失業率が減ったのに、働く人への還元もない訳だ。景気がいいのに「年金」も減る訳だ。

韓国や中国の挑発に怒ると、政権と同じ意見になる。(何だか嫌だな)と思ってきた。報道のミスリードに踊らされていた訳か。きっと、「省が行ったことで私は関知いたしません」と言うのだろうな。もう切る尻尾がないのに。「砂上の楼閣」という言葉もあったな。

by zoofox | 2019-01-24 08:25 | 政治 | Comments(2)

現代の呪文

「プライバシイ」や「個人情報」という言葉が生まれてもう随分時間が経ったような気がする。「Google」でも「Yahoo」でも、アマゾンや他の通販サイトでも、名前や住所、生年月日、カード番号まで芋づる式に出てくる。個人情報がどこに格納されているか、誰が見られるかが問題になる。便利な方式ほど危ないといえば危ない。ネットの黎明期とネットを道具として使う時代とでは自ずから違って当然なのだが、使う側の問題か情報収集するの側の悪知恵か、ずっと「セキュリティの問題がある」という言葉だけで放置されていた。Yahooのオークション入札をすると、次の瞬間にはクロームにポップ広告がでる。

「クラウド」という「サーバーの部分借り」も便利だが絶対に私は使わない。カードは残額の少ない一行だけとか、色々なマイルールを作ってはいるが、時々面倒になる。(オレには守るべきプライバシィーってあるのかな)とも思う。別に隠し立てするような大層な秘密はないはずだ。このブログにしろ穏当でない発言をアップして問題になった時には誰もカバーしてくれない。今の時代は「サイバーポリス」がIP番号から個人を特定できる時代だ。今更全身をさらして置いて匿名に隠れるというのも無理な話だ。「頭隠して尻隠さず」とは昔の人は面白いことを言う。「匿名の時代」の代表である「インターネット」がガラス張りだし、携帯電話もその気になれば追跡できる。

私が何に興味を持ってどんなWEBを閲覧したかも、調べる気なら簡単に解ってしまう。パスワードが単なる「現代の呪文」に見えてくる。特定の人のスマホやパソコンに侵入してハッキングすれば、簡単にIDやパスワードが盗めるという。「他人を信じてはいけない」と今の時代は教えている。寂しい時代だな。便利に簡単に情報に触れられる情報社会の先には、「完全統制」と「個人無視」、「相互不信」があったなんて予想できなかったな。

こんな時代に政府が躍起になって「キャッシュレス」とか、キャッシュレスに付随する「ポイント還元」なんてものを、本気で政策や法律に盛り込もうとする。現金しか信用しない人や、口座情報を簡単に知られたくない人は、ポイント還元の対象外ということかな。大体消費税を乗せて乗せた以上に「返金する」という考え方がおかしい。政策の立案は30代40代の役人なんだろうが、ポイント還元などという考えは、インターネット通販やゲームの世界で通用する「幻の値引き」で、実社会に当てはまると本気で言っているとしたら感覚を疑う。世の中の全ての人がスマホを持っていると考えているのだろうか。新しい風潮が全ての人を幸せにするとはどうしても思えない。まあ、その前に「消費税」自体が、「福祉目的税」という大嘘で導入したのだから、「廃止」が妥当だろうな。財源は、所得税の累進課税を個人にも企業にも徹底すればみんな解決する。

全面的なクレジットカード決済とか現金を持たない社会は、その安全性を確保してからでも遅くない。パスワードは現代の呪文だし、クレジットカードはもともと「遠隔サラ金」の延長だ。一般大衆にそんなに貸し込んで何を担保にするのだろう。

何をそんなに慌てて急いでいるのだろうか。今までのやり方からして、とてつもない「利権」があるとしか思えないな。

追記
今朝のニュースによると、ポイント還元は「首相案件」で、財務省も通産省も批判できないという。これは何と言おうか絶句するしかないな。

by zoofox | 2018-12-19 06:11 | 政治 | Comments(0)

外国人労働者

夕方小学校2、3年生の黒人の兄弟がランドセルを背負い、弾みを付けて運動靴を足で投げ飛ばしながら、前の道を帰っていく。見慣れた風景だ。彼等はちゃんと「日本語」を話している。国会では今頃改めて「外国人労働者の受け入れ」についての議論をしている。彼等はアフリカの人達の子供だ。特定の職業の「研修」で日本に来たはずが、もう10年も住みついている。「技術を覚えて、自国での指導者になる」というふれこみが、単なる方便だったことが分かる。

日本人でも嫌がる人手の足りない職業は、外国の人でも嫌になるに決まっている。何時の間にか、コンビニや居酒屋の店員になり、留学(就業)期間などあってもないと同じになる。日本はその意味で外国人に慣れていない。顔や言葉で見分けが付かない人達の次は、風俗、習慣の違う国の人達も国の中に引き込もうとしている。

一定のルールと住む場所や働く場所の手配をきちんとしないと、混乱は続くだろう。来年の4月から実施といっても、観光客とは違う。健康保険は失業手当は、ちゃんと雇い主が気を配る保証はない。政治家は「拙速」という言葉が好きだが、最近はそんな法案ばかりだ。その前に岸さんが決めた「日米地位協定」というとんでもない不平等協定を、見直し廃止しないと、ズルズルと世界の人種問題に引き込まれるだろう。

今、賃貸住宅は軒並み空き屋だ。マンションという名前でも夜に電気の点かない部屋が多い。そんなところは「遊ばせておくよりは」と、外国人住居になる。今、現にそうなっている。国にもよるが外国人にとって日本は定住するのに格好の環境だ。保育園や学校も充実しているし、病院にも保険の心配をせずにかかれる。清潔で深夜歩いても強盗に襲われることは滅多にない。あっという間に奥さんを呼び寄せ子供をたくさんつくる。

運転免許にしても自国で取ってくれば、日本で何十万もかかる教習は受けなくてもいい。中古車は安いしよく走る。日本人がおっとりして悠長に金を払うことを、彼等は真似しない。まずいことを起こせばさっさと帰国してしまう。

私は国粋主義者ではないが、先祖代々でやっと築いてきたこの国を、拙速、短慮な政治で滅茶苦茶にして欲しくはない。農業でも看護師さんでも介護士さんでも、国民が胸を張って充分暮らしていける収入と誇りが持てれば、担い手はいる。魅力ある職業にできないのは、しようとしないからだろう。そんなところに送り込まれる外国人に失礼だと思う。

消費税でも欧米の例を散々引き合いに出した。そのくせどこの国でもやっていない「均等、均一税率」というとんでもない税ができた。今回の実質的「移民受け入れ」については得意の欧米がどう対応しているかの話が出て来ない。おかしいな。

by zoofox | 2018-10-29 19:07 | 政治 | Comments(0)

トランプさん大丈夫か

総理大臣は、外遊から帰国して、何の成果の発表会見もなくゴルフに打ち興じている。海の向こうのトランプさんは、核実験で有名なネバダ州で記者会見をした。1987年にソビエト連邦と結んだ「中距離核戦力全廃条約」を止める、と言いだした。ゴルバチョフが出てきて「これで冷戦は終わる」と世界中が期待した取り決めだ。二国間条約だから「破棄」という事になるのだろう。

国でも会社でも「組織の長」になった時の最初の行動は、前任者達の約束事のうち、支障があると考えた人や物事は、自分がやりやすいように淘汰していく。これは解る。幾ら中間選挙の前でも、北朝鮮問題は凍結し(切り札として使いきれなかった)、お得意さんの大金持ちのサウジアラビアも、他国で平気で暗殺をする危ない国だと知れ、今度はロシアとの絆を少しずつ切っていく。最後は国連も脱退するかも知れない。

実はこれは沖縄の問題、米軍基地の問題と大きな関係がある。ロシアの条約破りは日本人ならある年齢以上の人達はがっちり覚えている。遠くから攻撃できる新型ミサイルの研究を(もうとっくにしているのだろうが)解禁すれば、アメリカとロシアだけの問題では済まない。日本の中の「米軍基地というアメリカ」も当然攻撃対象になる。

せめて「誠に遺憾である。失望した」ぐらいのコメントや電話抗議は、できないものなのかな。

by zoofox | 2018-10-22 08:34 | 政治 | Comments(0)

何がどうという

朝起きて、喉から気道に違和感がある。睡眠治療の呼吸器のせいだ。どこがどうというのではないが、違和感がある。節食を続けても前回のようにストレートに体重は落ちない。少しずつだ。外部から圧をかけなくても私は呼吸できる。この医者に代わってから、いろいろなことを試す。何かが少しずつ違う。私が変わったのか、”治療”のためなのか、何しろ身体が冬眠に入ったような気がする。右膝だけが少しずつ痛い。

何でこんなに国民の為にならないことを続けて、身の潔白も証明せず、外国に飛んでは冷笑を浴びている、この内閣が継続しているのだろう。「消費税を上げる」・・・・何も検討していないうちに、「あれは8%、これは10%」という区分の案だけがニュースに出る。誰がどこで決めたのか、ニュースソースは、政治家の言葉なのか、官僚の言葉なのか、委員会の発表か?

もう来年度予算の時期だ。予算の各省の概算要求は上がっている。財務省だけが「税金の収入予定」になる。「検討する」という言葉が「何もしない」と同義なのはもう誰でも知っている。「第三者委員会」が「開催依頼者の意志の裏付け作り」なのも誰でも知っている。

消費税が「福祉目的税」として導入されたのを、みんなが知っている。税率が上がり、各省がつまみ食いをして「単なる財源」になったのも知っている。税の大原則、「所得の額に応じて取る」という根本の部分が壊れてしまったから、広く薄く税を取る方法が有効だ、と考える。というのは、「取るべき所から取っていない」だけの話じゃないのかな。「物品税」の方が解りやすかった。宝飾品や毛皮や自動車を買う場合は、それだけの財力があるのだから課税する。こちらの方が公平で解りやすい。今回はどこの圧力か、自動車に関する税の見直しも入っている。「取得税を廃止する」・・・廃止する必要性を感じない。重量税は大型トラックが道路を痛めるのだから、沢山取ればいい。制度が出来上がりもしないうちに、「ここからの税収が少なくなるから、消費税の一部を戴く」、とんでもない。

「丁寧な説明をする」が「筋の通った説明はできない」と同義語になった。

関税交渉とは別の要因で米国株が下がれば、日本の株も下がる。ドル安になると円高に振れる。最終的にはアメリカやイギリスに工場を作っても効果がなくなる。
何か違和感が続くなあ。どこをどう直したら日本が普通の国になるのか、誰か教えてくれないかな。


by zoofox | 2018-10-18 06:35 | 政治 | Comments(0)

トランプの功罪

この人は本気で「ノーベル平和賞」を取れると思っていたのだろうか。私の疑問はここから始まった。来期はもういないとは思うが、疑問は視点を変えると違うものが見えるときがある。

この人が大統領になってから「戦争が減った」のではないだろうか。イスラエル問題、ロシアとの確執、中国との貿易戦争、軍事的な面より、「貿易」、「経済」、「国家間差別(変な言葉だ)」、が目立つ。北朝鮮問題は一種の「付録」だと思っている。軋轢は増やしたが、巧みに武力衝突はかわしているように見える。

もう一つは、「国際政治は雲の上」という色眼鏡を外したこともある。テイクオフしたはずの中国の内情がどんどん出てくる。毛沢東も真っ青な国ができようとしている。各国との関係も「あけすけ」になった。同盟国にも平気で喧嘩を売る。一番の功績は、日本とアメリカの関係がはっきり見えるようになったことだ。アメリカが軍事力で日本を守っていたのではなく、日本は自前の金で、盾となってロシアや中国の太平洋進出を、「アメリカのために」阻んできた。イタリアやドイツはさっさと再出発したのに、何故か日本の戦後は延々と続いている。

日本の危うさが明瞭になったのはトランプのお陰だと思う。

by zoofox | 2018-10-11 11:35 | 政治 | Comments(0)

朝貢貿易

発表された米大統領と我が国首相の座り方を見て溜息が出た。トランプはでんと座り、我国の首相は、浅く背筋を伸ばして座っている。

政治の話より、貿易の話が前に出る。「自動車は守った」という大臣がいたが、トヨタの国内生産する輸出車は、米国内生産の半分だ(細かい数字は聞き漏らした)。それを守って、自給自足の最大の要である、米、トウモロコシ、小麦、牛肉、豚肉などは、今まで必死に防御してきた線を崩して「二国間協定」で決めるという。自動車業界の儲けのために、日本の独立性に係わる「食」を捨てるという。

ヨーロッパだって中国だって、アメリカの横車はある程度押し戻す度量がある。ここで自動車業界を守っても、ドルが暴落すれば自然に輸出は先細る。品質が良くて安い物を買う米国民の権利を侵害したいと、彼の大統領は言うのだから、そうさせればいい。へりくだって、固くて薬漬けで美味しくもない肉を買う必要があるのかな。

一言でいい。「ロシア製品を検討しているんですよ、何しろ安いですから・・・」、国連の「戦勝国クラブ」からオミットされる、ままっこ日本としては、全ての経済制裁に乗るのではなく、自国で判断してもいいんじゃないのかな。

朝貢貿易では、献上を受けた国は何倍もお返しした筈なのに。

by zoofox | 2018-09-27 09:01 | 政治 | Comments(0)

勘違い

安倍総理大臣は、総裁になった途端に挨拶で、「次の国会で憲法改正案を提出する」と言った。お得意のはぐらかし戦法だ。以前国会で「改正案を明らかにしろ」と問われたときに、「あくまで党内での検討中です。今後皆様方の改正案とすりあわせが必要です」、と流動的な意味のことを言っていた。その時以前から、自民党のホームページには「改正案」が堂々と記載され、改正案が推敲された形跡はない。

今回の身内選挙は自民党の総裁選びだ。「憲法改正」は国民に対する提案になる。総裁に当選したから、国民の信頼が厚くなった訳でもない。国民が自民党を見る目はだんだん厳しくなっている。理由は簡単だ。自分で言ったことを守らないから信頼が離れる。国民の生活は真綿で首を絞めるように少しずつ苦しくなっている。小選挙区制を無理矢理導入し、中心のない公明党をポストで抱き込み、やっと得た今の議席だ。

身内選挙の三分の二弱の支持で総裁になっても、あまり意味がない。党員、党友の三分の一強には「お前じゃ駄目だ」とはっきり言われたことになる。歴代の総理大臣でこれだけ「馬脚を現した」人もいない。

私は頑固に「平和憲法を維持しろ」という意見でもない。必要なら変更すればいいと思っている。その必要性が国民から生まれたことなら文句はない。日本の主権は国民にある。外国から尻を押されてその意を優先する様な変更には反対だ。特に第9条だ。前文の格調の高いこと。

日本の軍事力は、アメリカ、ロシア、中国、インド、フランス、イギリス(核保有国)に次いで世界で第7位、軍事費では第8位(サウジアラビアが入る)、GDPの1%(5兆円)+αだそうだ(Malta English「何でも比較」から)。

戦争を放棄した国が、これでは世界中が信用しない訳だ。5兆円が全部無駄だとは思わないが、国産化や切れるところを圧縮すれば、社会福祉の財源は大部楽になるだろうにな。政治は数学と似ている。積み上げた知識や定義、定理の送るサインがある。中国と競争しても、兵器産業が喜ぶだけだ。このアメリカに対する貢献をトランプにきちんと言えないのかな。「もうアメリカ製品は買わないよ」って。

by zoofox | 2018-09-21 09:11 | 政治 | Comments(0)

多々益々弁ず

昨夜は気になる事があってよく眠れなかった。幾ら思った通りに書くブログでも書けないことは沢山ある。

TVの音声をラジオで聞きながら寝た。午後11時過ぎのTBS(テレビ朝日かも知れない)だと思う。この間の記者会見の様子なのか、「17日にやる」とアナウンスされていた討論会なのかは判らなかったが改めてTVを点けるほどでもない。でんでんは異様な早口だ。少しでも質問の時間を減らそうと関係のないことまで枝葉を広げた話をする。石破さんはゆっくりと明快な話しぶりだ(映像がないと、石破さんはいい声をしているな)。

「多々益々弁ず」という故事は言葉の問題ではなく、「兵隊の数は多いほどいい」という意味だと記憶している。でんでんはこの故事を知ってか知らずか、「言葉数が多いほど正しい」と勘違いしているように聞こえた。TVは余計な情報が多すぎる。その点ラジオは音声が驚くほど豊かに、話し手の気持ちを伝えてくる。TVの言葉は刹那で消えるが、ラジオの言葉は聞き手に残る。

嘘を付いているか、言い訳か、前後の食い違い、そんなことがはっきり見える気がする。
私は党員でも党友でもないが、この人を支持する人の気持ちが分からない。よっぽど良いことがあるんだろうな。

by zoofox | 2018-09-18 09:34 | 政治 | Comments(0)

外国人の受け入れ拡大に反対

政府の考えることには、一本筋の通った「理屈」がない。「少子高齢化で『労働力』が不足するから、外国人を受け入れる」、これがグローバルな考えだというなら、ちゃんちゃらおかしい。私は世界の民族が交流することに反対はない。ただ、一つの国が経済力が(まだ)あるからといって、他国の人々を「安い労働力」としか考えないで受け入れるのは、失礼だと思う。日本人は移民したことはあるが、移民を正式に受け入れたことはない(歴史上では「陶芸など」を得意とする人達をノウハウごとそっくり受け入れたことはままある。しかし、ここで話題にする「移民」とは性質が少し違うと思える)。戦争を契機に「住みやすいから住みついた」という人達を「移民」とは言うまい。

現代の移民は厳しい。その国の習俗にならい、言葉を覚え、仕事を探す。大志を持って日本に来た人が、結局、居酒屋のアルバイトになり、勉強は生活に飲み込まれる。看護師や介護の仕事も、母国での資格経験は認めず、職業とするにはハードルが高い。それでも日本の国籍を取れるのはずっと先だ。不法滞在が続く。昔のように、勉強する「留学生の奨励」の方が将来的には日本のためになると思う。外国人の労働力を「消費」するのではなく、「日本のファン」を増やしていくことだ。日本で学び母国でそれを生かす。お金があるうちに将来への「布石を打っておく」考えが必要だろう。

このまま行けば、早晩、日本は「貧乏な国」の仲間入りをする。一つは私達、大消費者である団塊世代の消失の後、人口は一気に減少する。国民の所得は今も下がりつつある。その時、大量に外国人を雇い入れていれば、彼等はもう簡単に母国には帰れないだろう。結局、今以上極端な格差社会になり、清潔で、安全で、礼儀正しい国という日本はだんだん消えていく。「世界第二の経済大国」と言われた時の意識のまま、中国に抜かれ、インドにも追いつかれても気が付かない。

「インバウンド」という言葉が盛んに使われる。中国やアジア各地から、白人圏から旅行者が気楽に来るようになったのは、「物価が高い」と言われていた日本が、何時の間にか貨幣価値を下げていて、物価の安い手頃な国になっているからだろう。「暴買い」というのはもう死語で、外国人は日本人も知らない安い旅行を楽しんでいる。結果、私達の生活圏まで入り込まれる。観光地と、仕事の町・生活の町は分けて欲しい。私達の生活圏にまで入り込まれると、鬱陶しくなってくる。

私は、日本は思い切って国を小さくすることが必要だと思う。アメリカや中国に作った日本の「工場」は、いずれはアメリカや中国に吸収(接収)される。その国のためにその国の人が働けば、当然の帰結だ。ノウハウと技術の流出を瀬戸際で食い止める必要がある。そこまで考えて、受け入れる外国人労働者の人々の、将来保証も計算に入れるなら、辛うじて「応急対策」として消極的な意味はあるかも知れないが。

「外国人労働者」と「移民・難民」を混同してはいないだろうか。日本は住みやすい国らしい。約束の期日が来ても、母国に帰らない。国保に加入して、医者にかかり掛け金を払わず帰国する「旅行者が絶えない」と聞く。中にはそのために定期的に来日する人もいるという。

無秩序な外国人の受け入れは国の伝統を壊す。大相撲を見ていれば簡単に分かることなのにな。私は「無秩序、ルール無視、将来展望なし、自分の都合だけ」というやり方が気にくわないだけです。日本の「今の都合」だけではなく、彼等の希望・彼等の未来も受け止められる国にならないと、大量の外国人労働者の受け入れ方針は、危険だな。

閉鎖主義ではない。「他国の現実を見ろ」と言いたいだけだ。



by zoofox | 2018-09-17 09:34 | 政治 | Comments(0)