独りの戯言


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2018年 10月 12日 ( 2 )

感想戦

今日は「第31期竜王戦」の七番勝負第一局が行われた。一冠になった羽生竜王と広瀬八段の対局だ。私は(10時は過ぎるだろうな)と思っていたが、早めにチャンネルを合わせた。まあ、こんな場外乱闘のような将棋も珍しい。私が見始めたとき、羽生竜王は分が悪そうに見えた。粘ること粘ること、広瀬八段が二枚の龍を生かせないうちに、細かい差し手で逆転した。久しぶりに面白い将棋だった。

勝負が付いたとき、画面では羽生竜王が頭を下げたので負けたのかと思った。実際には広瀬八段から投了の声がかかったのだろう。この後一応最後までの手順を解説者が解説する。現場では、両者がしばらく考えた後、「感想戦」が行われる。自分たちの手順を振り返りながら、二人だけに理解できる言葉で検討をする。

この「感想戦」が私には、いまいち理解できなかった。相手に負ける悔しさを糧にして強くなってきた人達が、勝負が終わった途端、ぱっと緊張を解いて、旧知の友人のように(実際そうなのだろうが)、「この手は良かった」とか、「こんな手も考えられたね」と、二人で分析し合う。将棋にしろ囲碁にしろ、勝った負けたの怨みや驕りはそっと心にしまい込む。内心の悔しさが次の勝負に繋がるのだろう。

勝ってガッツポーズを作り、負けて落ち込んでいては、結局自分の職業として狭い世界の中では生きづらいのだろうな。きっと嬉しさや悔しさは、全部終わって自分の部屋に帰るまで、押し殺しているのだろう。これが私は「勝負師の礼儀」だと思う。羽生さん、まだ長いよ。

by zoofox | 2018-10-12 22:04 | 考えること | Comments(0)

ルールを守る

子供の頃から、「決められたことは守りましょう」と学校では教えられた。この「決め事=ルール」を、何故守らないといけないかについては、始めの時点では教えられない。野放し状態から集団生活に入ってそのために、教師にとって都合が良いから、ルールを守れ、と言っていたような気がする。人を管理する上で、「ルール」が一つの基準になる。

でも実際の世に中は、ルール破りが沢山ある。嘘を付く、税金を払わない、借りたものを返さない、結局大人になると「ルールは作る側の都合で動かされる」、ことにも気が付く。(そんなルールは守らなくてもいい)と私も思っている部分があった。「人は自分の判断で動く」、何時の間にか基準を自分の中に作っていた。

今朝やっと一つ気が付いた。
小学一年生も今頃になると、いっぱしの行動を取るようになる。8時半の始業時間に、8時頃私の家の前を通っていた集団がだんだんばらけてくる。8時10分に交通整理の父兄が帰った後、数分して、見覚えのある一年生の小柄な女の子が、横断歩道の赤信号を無視して駆けだしていった。多分、朝起きるのが苦手なのだろう。交通ルールは単なる規制ではなく、「自分の命を守るため」にもあるのだ。頭の中では百も承知していても、実際の行動があって、やっと気が付いた。

この道は道幅もあるし、信号が少ない。車は当然スピードを出して走る。100回のうち99回は無事通れても、そのうちどこかで事故に遭う。車にはねられる姿を見たくはない。
叱られても注意されても、自分で恐い思いをしないと身につかないルールもあるんだな。

まあ、当たり前のことなんだが、気が付いたときには命がないというのは、やっぱり困るな。



by zoofox | 2018-10-12 09:19 | 気になること | Comments(0)