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砥屋さん

(どうしているのかな)と思う人たちがいる。私の家は道の角の商家だったから、年に一度「研屋さん」と「鋳掛屋さん」が寄り、手水を借り水を借り、板塀に寄りかかって一日仕事をして行った。研屋さんが来ると家中の包丁がピカピカになった。当時はどの家でも日常的に「砥石」で刃物は研いでいたが、専門家も技術は違っていたのだろう、裁ち鋏や包丁はたちまちギラギラとした光沢を放った。子供は座って飽かずに見ていた。そんな子供を追い払う事はなかった。

研屋さんは道端で仕事をしてる姿がCMになり、近所の人たちが寄ってくる。鋳掛屋さんは同じようなものだが、最初に近所を「いかけやー、いかけー」と触れ歩いてから仕事を始めたと思う。「握矢印」の鍋は薄くてすぐ穴が開いた。どの家にも水の漏れる鍋が一つや二つあった。捨てるか水やりにしか使えない鍋が再生するのだから、いい商売だった。そうだ「下駄の歯や鼻緒」の修理をする人もいたな。

子供の目にはみんな「お爺さん」に見えた。小学校高学年になってしばらくぶりに眼にした時に(小さくなったな)と感じた。当時は「道端商売」がまだ幾つもあった。雑貨屋さん、金魚屋さんも大きなリヤカーで街を歩いた。夕方には「玄米パンの焼きたて~~」と叫びながら自転車のおじさんが走っていた。

皆どうしているのだろう。学生服を着た押し売り、鐘を鳴らして一口お経をあげていくお坊さん、尺八の虚無僧さん。一年一度の富山の薬屋さん。獅子舞。まちには色々な人がいて手のかかる色々な商売があった。江戸の町から明治・大正・昭和と息づいてきた庶民の文化のような「道端商売」がすっかりなくなった。墨染の僧衣の一団が菅笠をかぶり団扇太鼓を叩いて速足で歩く姿、もう見られないのだろうな。

ただ懐かしいだけではなく、社会が許容していた「懐」があった。今はない寛容さだな。

追記
子供のころの道端商売をとりとめ無く思い出していたら、今の時代との違いの一つに「まちの音」があったことに気が付く。「ガラガラ」という玄関の引き戸の音、「打ち水の音」、主婦たちの立ち話、物売りの声と音、そして遠くから響いてくる大工さんが釘を打つ音。風の音。何の緊張もなく受け入れていた音。そして「まちの匂い」も同じようなものだった。みんな何処へ行ったのかな。

by zoofox | 2019-08-18 05:52 | Comments(0)