独りの戯言


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2017年 06月 16日 ( 2 )

ジョーン・バエズ

今この歌手を知っている人は多くはあるまい。小学生か中学生の時、「ハリー・ベラフォンテ」の「ダニーボーイ」を聞いた。日本公演の実況放送だったと思う。「声が楽器足りうる」ことを初めて知った。もちろん歌詞の意味など解りはしない。舟木一夫、西郷輝彦のブームの後には、ギターを持った少年の前には、フォークソングがあった。

今背後には先日探し当てた、ジョーン・バエズのCDが流れている。彼女と前後して、「ジュディ・コリンズ」という硬質な声の歌手も好きだった。ジョーン・バエズは黒い長い髪と瞳が印象的で、「ドンナ・ドンナ」という曲一つで有名になった。特徴はいつもギター一本で歌っている。私たちがちょっと練習すれば弾ける程度の伴奏だから余計に歌いたくなる。PPMのマリーやカーペンターズのカレンのような、伸びのある低い声であるが、特徴的に外人には珍しい「縮緬ビブラート」が新鮮だった。CDで連続していろいろな曲を聴くとイメージが変わってくる。このCDにはドナドナは入っていない。宗教ソングのような力強さがある。(聞きたいなあ)と思う瞬間があり、実際に聞くと自分のイメージとは少し違う歌手がいる。

「インナワーゴン ゼアリザカフ ウイズア モンフルアイ・・・」、子供には分かりやすい英語でわかりやすい設定だった。懐かしいが、手元にはない。「七つの水仙」覚えているが原曲は手元にない。この頃はカントリーとフォークが私の中で入り交じっている。聴きたい曲はみんな頭の中にしかない。 

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by zoofox | 2017-06-16 17:23 | Comments(0)

臨死体験

野際陽子が亡くなった、享年81歳。(合掌)

人が亡くなると生前のお知り合いが、「天国で安らかにお過ごしください」と必ず 言う。へそ曲がりの私は、(ム・・「天国」って何だ)と考えてしまう。天国に行こうが地獄に行こうが、「魂魄この世にとどまりて」、その辺りをうろうろしていようが、本人の自由だと思う。この世が天国だと思っていた人もたくさんあるに違いない。

人間の命ははかない。どんな素晴らしい人も万人に憎まれた悪い奴でも、時期が来れば平等にお迎えが来る。

隠然と未だに権力の端に姿を見せる長老元議員、我が世の春と政治の仕組みを壊しまくる人。それらの人について回る人々、敵対する人。10年経って同じことが行われているとは思えない。

私は53歳の秋から冬にかけて、人生一度きりのピンチを迎えた。10時間を超える手術が終わって、一晩集中治療室にいた。翌日の昼過ぎに兄から腕時計を戻して貰い、それでも意識は切れ切れだ。このとき不思議な体験をしている。人生の中で丸一日が消し飛んでいる。しかも私は克明にそれを見ていた。こんな話誰も信じない。

私は科学的に論理的にものを考える訓練を系統立てて受けてはいない。自分に対する、ほとんどすべての決断は「直感」に頼ってきた。それでもまあ、ここまで生きてこられた。しかし、この一日間はどうしても説明が付かない。誰にも気がつかれず、私は周囲のすべてを見ていた。だからこのことは言わないようにしている。私たちの暮らしている日常空間のすぐ隣に、違うものがあるかもしれない、一時顔を見せるのかもしれない。説明できないことはたくさんある。そんなことに気がついた。

本棚の本を整理したとき、一群の臨死体験関係の本があった。数冊を残して皆処分した。(あれが何だったのか)、結局どこにも答えはなかった。自分で経験すれば分かる。全ての人に平等に与えられている「権利」だ。私が私の経験を披露しても普遍的な事実とは言えない。一房の芳醇な巨峰の味をどんなに説明しても、「味」は伝わらない。その人が自分で経験するしかない。

死んだらどうなるのか、恐れても仕方がない。誰にでも平等にチャンスはやってくる。野際さんは今頃何をしているかな。

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by zoofox | 2017-06-16 09:17 | Comments(0)